これまでどおり、健康保険被保険者証で受診を


約半数の医療機関が顔認証式カードリーダーを申し込んでいるものの、実際に運用を開始している医療機関はわずかです。患者さんがマイナンバーカードを保険証として利用しようと思うと、カードを発行し、さらにマイナポータルへの登録が必要になります。マイナンバーカードでの資格確認で多くのエラーも報告されており、健康保険証をお持ちでない場合は、10割の自己負担をお願いするケースも生じてしまいます。システムの安全性やリスク対策は後回し、インセンティブを付け、保険証廃止を掲げて義務化を押し付けるやり方は見直すべきです。