辺野古新基地建設強行に抗議し、海底掘削作業の中止を求めます

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当会は広島県下の医師・歯科医師約1800名を会員とする団体です。沖縄県民の圧倒的多数の世論を踏みにじり、辺野古新基地建設に向けた海底掘削作業が進められています。

ご承知のように、琉球新報社と沖縄テレビ放送が8月23、24日に合同で行った世論調査では、掘削作業を「中止すべき」との回答が80.2%にのぼりました。普天間基地の無条件撤去、「県内移設」反対は79.7%で、琉球新報が4月下旬に行った調査より6.1%増加しています。強権的な新基地建設推進は、沖縄県民のさらなる怒りを巻き起こしています。

また普天間基地に配備されたオスプレイは、各地で飛行訓練を展開しており、その被害は沖縄だけでなく全国に及んでいます。辺野古の新基地が完成すれば、飛行訓練の規模はいっそう拡大することになります。

私たちは、被爆地ヒロシマの医師・歯科医師として、戦争につながるあらゆる行為に断固として反対します。

沖縄県民の総意を無視した辺野古新基地建設強行に抗議するとともに、海底掘削作業の中止、立ち入り禁止水域を示すブイなどの撤去を求めます。沖縄県知事においては、県民世論に従って、住民の生活と生命を守る職責を全うされ、直ちに、政府への中止要請などの行動をとられることを要求します。

以上

2014年9月12日

広島県保険医協会