新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し食材料費の値上げや水道光熱費の高騰に対応できる医療機関への支援策を講じてください

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貴職におかれましては、住民の健康増進、医療・歯科医療の確保のために尽力しておられることに敬意を表します。

本会は、広島県の医師・歯科医師で構成する保険医の団体として、保険医療の充実、地域医療を通じた住民の健康向上のための様々な活動を行っています。

ご承知の通り、厚生労働省医政局は、6月7日に事務連絡「令和4年度における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の取り扱い及びコロナ禍における『原油価格・物価高騰等総合緊急対策』について」を都道府県に発出しました。内容は、食材料費の値上げや光熱水費の高騰に対して、「医療機関も、地方自治体の判断で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(以下、臨時交付金)の活用ができる」というものです。

 新型コロナ感染症への対応による経費増や感染不安などからの受診控えによる収入減が、医療機関の経営を圧迫しています。さらに今次診療報酬改定はマイナス改定となり、もとより脆弱ななかで地域医療を支えてきた医療機関の経営状況は非常に厳しいものとなっています。そのような現状で、食材料費や電気代等の光熱水費をはじめ、原油高や物価高騰が医療機関を直撃し、このままでは地域医療の継続も困難になるものと危惧しています。

今回の臨時交付金等を活用し、県および市町による独自支援策が講じられるよう、緊急に要請するものです。

 

要 請

 

一、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用し、物価や水道光熱費の高騰に対応できる、医療機関への支援策を講じてください。