新型コロナウイルス感染症5類見直しに伴う、医療機関への支援策を求める要請(国・県)

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内閣総理大臣 岸田 文雄 様

厚生労働大臣 加藤 勝信 様

 貴職には、日々国民医療の向上にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会は、広島県の医師・歯科医師で構成する保険医の団体として、保険医療の充実、 地域医療の向上に向けた様々な活動を行っています。

政府は、5月8日から新型コロナウイルス感染症を感染症法上の5類感染症に位置付けることを決定し、これまで講じてきた各種の政策・措置について見直しを行うことを発表しました。5類に引き下げとなった場合でも、医療機関は引き続き院内感染防止対策を徹底する必要があり、発熱外来への対応を確保しなければいけません。重症化リスクを有する陽性者については、健康管理を継続する必要もあり、5類への引き下げで医療機関の負担が減少するわけではありません。

地域医療の維持のために、医療機関の負担を軽減するとともに、以下の支援策を求めます。

要 請 項 目

一、「電話等による診療(新型コロナウイルス感染症・臨時的取扱)」を2023年4月以降も継続するこ 

   と。

一、「二類感染症患者入院診療加算(外来診療・診療報酬上臨時的取扱)」の点数を引き上げ、2023年4

  月以降も「感染症患者入院診療加算」として、診療所を含めて継続すること。

一、乳幼児感染予防策加算(医科・歯科)、医科・歯科外来等感染症対策実施加算を復活すること。

一、医療機関への補助金など財政支援策を講じること。